―チェリー保育園に『転職するきっかけ』
転職のきっかけは、もともと新卒で働いた保育園を何年か勤めて辞めて、そのつなぎで派遣会社に登録して栄養士をしていたときがありました。ちょっとご縁があって2カ月間こちらで働いて、その翌年に建て替えて、定員が増えて栄養士も増やすということで、園長先生から直接声掛けていただいて、それでこちらにお世話になることになりました。
―栄養士として裁量を任されて『やりがいが持てる』
園長先生は理解がある方なので、自由にやらせてくれます。もちろん安全とか安心に配慮することが前提の上ですが、自分のやりたいことを楽しんでやらせてもらっています。食材とかも、あまりお値段のことを言われないし(笑)、旬の食材のものを、自由に使わせてもらっていたり、行事食とかも結構好きなように。自分の持っているものが形にしやすいところだと思います。
例えば行事食に関しては、去年はこれやったから今年はこういうのをやってみようかな、とみんなで考えることができるので楽しいです。やっぱり考えたことが形になって、目に見える形になると嬉しいじゃないですか。子どもたちも喜んで食べてくれます。
―『お子さんの反応を聞く』楽しみがある
お昼作って片付けておやつ作って、一日忙しいので、なかなかクラスへ見に行く機会は少ないですが、たまに廊下で会った時とかに「おいしかったよ」という声を掛けてもらえるので嬉しいですね。玄関のところにサンプルのケースが飾ってあって、迎えにきた保護者の方とお子さんに見てもらえるようにしているのですが、「今日これ食べたよ、おいしかったよ」というのをちらっと通ったときに耳にすると、やりがいにつながります。行事食の時とかは写メを撮っている方もいます。
―栄養士として『今後の展望』
今、私のほかに3人常勤の職員はいるんですけど、みんなに、この仕事のやりがいや楽しさ、成長の実感を感じてもらえるよう、フォローしていきたいと思っています。
保育園の給食って、乳児さん、幼児さん、0歳児の離乳食があって、それぞれ、食材の形態や味付けが違ったりします。離乳食に限って言えば4期にも分かれている場合によっては個別の発達段階に応じた対応が必要になってきます。なかなか難しいみたいですが、そのあたりも上手に伝えていければ・・・と思っています。
―保育園の栄養士は『一通りのことが体験できる』
栄養士の仕事って、献立を立てて、実際に作ってその反応が見られます。栄養士として「一通りのことが体験できる」仕事なので、私はとてもいい仕事だと思っています。自分で考えてやっていきたいという人にとっては、すごく魅力的な仕事だと思います。
―自分の子どもと同じくらい愛情を注いでいる
保育園は学校等に比べると少人数で手の届く範囲だからこそ、自分のやりたいことが実現しやすいと思います。そういうところはすごくいいと思うので、自分で考えてどんどんやっていきたいという人は、ぜひ保育園の栄養士になるといいかなと思っています。「0歳で入園した子が卒園していく」成長過程が目に見えて「はっきりとわかる」確認できるところも、嬉しいことの1つです。あんなに食べなかった子がすごく食べられるようになったとか、自分の子じゃないですけど成長を感じます。
―『自由に仕事ができる』ことは大事だった
前職は自由が利かない職場でした。最初はわからないからいいですが、ある程度自分ができるようになってくると「あれもやりたい、これもやりたい」ということが出てきます。それができなくて、ここにいても「これ以上成長できない」と思って退職しました。栄養士としてのやりがいを感じます。
入職した時の先輩の栄養士さんが結構「自由にやらせてくれるよ」というのは言っていたので、そういう風土なのだと思いました。実際に園長先生と話した感じとかも、人当たりがいいというか、聞き入れてくれるような感じが好印象でした。
―『育休・産休の取りやすい』働きやすい環境
2012年に建て直したんですよね。私は就職してその夏に結婚して、その翌年に妊娠しましたが、その後の育休・産休は取りやすかったです。別に「取るの?」みたいな感じでも言われないし、「早く復帰して」とも言われないです。皆さん理解がある方だったので。給食室の人たちも。例えば、特に保育園に入園した年は、子どもが免疫とかないからすぐ病気とかになったりして「熱が出ちゃったんですけど」という連絡が来ても、「帰るの?」なんて言われたことはもちろん一度もないし、その辺は思いやってくれるというか、両立しやすいようにしてもらっていると思います。
例えばそれで帰った後、手がないときとかでも、お手伝いの保育士さんを入れてくれたりもするので、配慮をしてもらえることにとても感謝しています。そういえば、園長先生が洗い物をしてい時とかも、確かにありました。