子どものキレやすさやイライラに悩む親御さんは多いと思います。
おやつが原因かも?と気になっている方もいるでしょう。
今回は、血糖値の上がり下がりと子どもの気持ちのつながりを、わかりやすくお伝えします。
血糖値が乱れると、気持ちも乱れやすい
体の中では、食べたものがエネルギーに変わります。
特に甘いおやつを食べると、血糖値(血液の中の糖の量)が急に上がります。
体はそれを下げようとしてインスリンをたくさん出します。
その結果、今度は血糖値が急に下がってしまうことがあります。
これが「乱高下」です。
血糖値が下がりすぎると、脳に十分なエネルギーが届きにくくなります。
脳は体を動かしたり気持ちをコントロールしたりする大事な部分なので、そこに影響が出るとイライラしたり、感情がコントロールしにくくなったりするのです。
大人でもお腹がすくと機嫌が悪くなることがありますが、子どもはまだ感情の調整が上手くないので、その影響がより出やすいと言われています。
よくある事例
例えば、午後のおやつにジュースや甘いお菓子をたくさん食べた後、しばらくは元気いっぱい。
でも1〜2時間後に突然「イヤ!」とキレてしまうケース。
公園で遊んでいても、急にぐずったり友達とトラブルになったりする子もいます。
もう一つ、朝食を抜いたり少なかったりして午前中を過ごすと、お昼前に集中力が切れて先生の話が聞けなくなったり、些細なことで泣いたりするパターンもあります。
これらは血糖値の影響が一因になっている可能性があります。
最新の知見と、ちょっとした逆張りの視点
近年、血糖値の乱れとイライラや不安の関係を指摘する研究や報告が増えています。
特に、甘いものの摂り過ぎによる急激な変動が、子どもの感情コントロールを難しくするケースが注目されています。
一方で、「砂糖を食べると子どもがハイテンションになる」といういわゆるシュガーハイの話は、科学的に根拠が薄いとされています。
むしろ問題なのは、急上昇後の急降下による低血糖状態の方です。
完全に砂糖を避ける必要はありませんが、量や組み合わせに気をつけるのがポイントです。
また、血糖値だけでなく、睡眠不足やストレス、運動不足も感情に影響します。
おやつだけを責めるのではなく、全体の生活リズムを見直すのがおすすめです。
毎日の工夫で気持ちを安定させよう
- おやつの選び方:甘いものばかりではなく、果物にナッツやヨーグルトを組み合わせたり、おにぎりやチーズなどの炭水化物+タンパク質のものを取り入れると、血糖値がゆっくり上がって安定しやすいです。
- タイミング:食事の間隔を空けすぎないように。3食+2〜3回のおやつで、血糖値の波を小さく保てます。
- 一緒に動く:おやつ後に外遊びや軽い運動をすると、余分なエネルギーを消費できて落ち着きやすくなります。
これらを少しずつ試してみると、子どもの機嫌が良くなる実感が得られるかもしれません。
もちろん、キレやすさが続く場合は、かかりつけのお医者さんに相談してくださいね。
まとめ
おやつが直接の「せい」になるわけではありませんが、血糖値の乱高下が子どもの心の安定に影響を与えることは、さまざまな情報からわかってきています。
毎日のちょっとした工夫で、親子ともに穏やかな時間を増やせたら素敵ですね。
子育ては大変ですが、まずは自分を責めすぎず、試せることから始めてみましょう。
皆さんの毎日が少しでも心地よいものになりますように。
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